福岡市技能職団体連合会

イベント・活動

令和5年度 有田小学校「小学生ものづくり体験講座」

体験講座

◎福岡市技能職団体連合会では、会員団体の技能職者を講師とした「小学生ものづくり体験講座」を実施しています。


【事業の目的】
小学生を対象に、子ども達がものづくりの価値を実感するとともに、自身の将来の職業選択の幅を広げ、進路選択にいかすことができるよう、技能職者(ものづくりの専門家)による実演・講話や子ども達が体験できる様々な分野の体験講座を実施するもの。


 令和5年度、第2回「小学生ものづくり体験講座」は、福岡市立有田小学校で次の通り実施しました。


        
1 日 時   令和5年9月8日(金) 10:45~12:20

2 場 所   福岡市立有田小学校

3 対 象   99名(5年生)

4 体験講座  ・洋裁:巻きペンケースつくり 
        ・めんたい:明太子つくり
        ・調理:肉じゃがづくり
        ・美容:美容を体験しよう
        ・管:水道管を使った水鉄砲つくり

5 講 師  
・福岡県洋裁技能協会:堤志保美、松竹都茂子
・博多辛子めんたい協同組合:樋口尚孝
・福岡県調理師連合会:小西登、橋口覚浩、窪田航貴、平川泰司
・福岡県美容生活衛生同業組合:古賀大介、柴田優佳
・福岡市管工事協同組合青年部:田井祐貴、竹浦諒、財津駿人、菰田雅之、栗原義光

【洋裁:巻きペンケースつくり】

 洋裁の講座では、フェルト生地で巻きペンケースをつくりました。一枚の布を使い、内側にたくさんのポケットを配置して、普段の縫物とは少し違う、太い針と刺繡糸で縫いました。布地や糸は講師の先生が事前に配色を考えて一人分ずつセットにして準備してくださいました。子ども達は、一つ一つ、縫い目をなるべく細かくまっすぐになるよう、丁寧に作業を進め、最後に好みの飾り物を選んで取り付け、オリジナルのペンケースができあがっていました。
 これを機会に、家でもいろんなものをつくってみたいという感想をたくさんいただきました。自分で工夫してつくってみることを日常生活に加えて、生活を豊かにしてくれたらと思います。

【めんたい:明太子つくり】

 講師の先生の話を、今まで知らなかったことに好奇心いっぱいで聞き入っていたようです。もともとめんたいこが大好きな子ども達が多かったようですが、実際に自分でつくってみて、さらにめんたいこの皮までしっかり食べるようにしたい、大切に食べたい、という気持ちをもってくれました。
 今日、漬け込んだものは、これから自宅の冷蔵庫で何日も寝かして熟成させるとのこと。毎日、楽しみに冷蔵庫を覗いている姿が目に浮かびます。食べるのが待ち遠しいですね。

【調理:肉じゃがつくり】

 昨年までコロナ禍の影響であまり調理の体験ができなかったためか、包丁を使うことに緊張感いっぱいで、ニンジンやジャガイモを切るだけで、肩に力が入っている様子が見てとれました。野菜の種類ごとに、切り方を丁寧に教えていただき、調理に興味をもった子ども達は、家で一人でつくってみます、と意気込んでいました。
 講師の先生がつくってくださったお吸い物の出し汁の美味しさを味わい、自分たちでつくった肉じゃがでお腹いっぱいになって、心もお腹も満たされたひと時だったようです。

【美容:美容を体験しよう】

 
 美容の講座では、マネキンを使って、三つ編みやロープ編みを体験しました。教えてもらったパターンを工夫してくずしを入れ、オリジナルのアレンジに挑戦した子ども達もたくさんいて、講師の先生から上手だね、すごいね、とたくさんほめていただきました。
 講師の先生の話から、美容師の仕事は髪を切ったり、メイクしたりする技術だけでなく、お客様とのコミュニケーションが大事だということを学び、美容の仕事の奥の深さを感じたようです。

【管:水道管を使った水鉄砲つくり】

 講師の先生の話や動画から、毎日の生活に重要な水の大切さや水道管の役割を学びました。水道管に初めて触って、ものづくりをする楽しさも味わったようです。
 暑い季節、最後には出来上がった水鉄砲を使って、友達や先生と楽しい時間を過ごしました。実際に使ってみると、水の吸い上げ具合や、飛び方など、不具合や調整が必要なことがでてきたものもあり、講師の先生になおしていただいたり、調整していただいたりして、一人ひとり自分の水鉄砲を完成させることができました。